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キョウトノケシキ作品紹介

今回、実施した人気投票順に作品をご紹介させて頂きます。

一位:三川合流地点…366票
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生命力を持った淀川の景
 私たちは、淀川で感じる事をテーマにいけばな作品で表現する事を試みました。
実際に淀川へ足を運び感じた事は、①保津川②桂川③木津川の三点合流地点に存在する得意な環境を持った場所であること。そして人々はこの環境と何百年、何千年かけて生きるための様々な営みという関わり持ち続け、その結果淀川の最大の魅力である「緑の多く生い茂っている景色」を生み出したことです。また、そんな景色が自然の中で生息する「生き物のくらし」を支えてきている事を知りました。この命を支える淀川の生命力は私たちが想像だにしえなかった淀川のしられざる魅力ともいえるものでした。そして、このような生命力を持った淀川の景色を生け表すために、縦180㎝横90㎝の小さな空間に私たちが感じた淀川の素晴らしさを詰め込みました。今回この作品で使用した竹は、常寂光寺さんに提供して頂きました。



二位:宇治川…318票
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「源氏物語の世界感を忍ばせる宇治川の雄大な景」
たちばなの 小島の色は かはらじを この浮舟ぞ ゆくへ知られぬ

宇治は昔から歴史や文献の中に登場し様々な役を演じてきました。特に源氏物語の最後の舞台として有名です。情熱的な匂宮と誠実な薫との二つの想いに苦悩し浮舟は最後には入水を決意する。源氏物語第五十一帖の部分です。宇治の対岸にゆれるそれぞれの想い。悲しいけれど美しく、どこか心の奥深くに訴えかけるような源氏物語の世界感は現代の人々の中にも息衝くものであると思います。
宇治平等院をはじめ昔の面影をそのままに残す寺社の数々。うつろいゆく自然。約155メートルからなる宇治橋。豊臣秀吉が茶の水を汲む時はここから汲ませたとして有名な三の間。私たちはそこからみた宇治川の雄大な景色を表現し、同時に源氏物語の世界感も大きく取り入れました。昔から連なる宇治の美しさ、浮舟の想いなどを感じながら鑑賞頂けたら幸いです。



三位:保津川…317票
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〜保津川下り 秋を運んで~ 
保津川の上流から嵐山に向かって流れていく保津川の景色を表現しました。保津川を下る船は、夏から秋をの移り変わりに伴って美しい保津川の風景を運びます。 
私たちは、作品の制作のために、保津川の船頭さん達に、私たちが想像していたよりも沢山の方々が、保津川に対して想いを持って、アユモドキの保護や環境の再生など、川の保全や整備活動を活動をされている事を教えていただきました。また、散策した道のりから見る景色は、私たちが普段生活している風景とも異なっており、より雄大で美しいという印象を受けました。その経験から、私たちは実際に保津川の上流に訪れた際に感じた自然と、そこから受けた印象を大切にしたいと思う心を作品として伝わる様に制作しました。
この作品を通じて、自然の中で移りゆく山々の季節の美しさや、輝く水辺の魅力を少しでもお伝えできたら嬉しく思います。
 


四位:天若湖…260票
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湖水の景を通じた自然との共存

私たちは天若湖の風景を表現しました。天若湖では1961(昭和36)年にダム計画が立ち上がり、36年の年月をかけて日吉ダムが完成しました。
天若湖で行なったリサーチで私たちが一番感銘を受けたのは、その広さです。これだけのスケールを表現するためには、花器に水を張っただけでは弱いと感じました。そこで、枯山水を参考に白く加工した石を敷きつめることで、その広さや水量を表現してみました。
また、花材で杉を多様しているのは、天若湖周辺には杉が多く植林されていることと、元来桂川は木材を川に流して運搬するという歴史があったこと、さらには割裂性の良い杉は木材の原材料として表現する花材として最適だと感じたからです。また、目立つように朽ちた切り株を配置することで、昔、天若湖周辺で木材に用いる木を切っていた名残を表現しています。
今回、天若湖アートプロジェクト様の御助力を頂き、私たちは過去・現在・未来をつなぐ人と自然との共存の大切さを学びました。皆様も、この作品を通して、自然との共存の大切さを未来に向かってより発展させるためのきっかけになればと願っています。



五位:木津川…150票
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木津川に馳せる思い出の風景

今回私たちは「木津川」の景をテーマに作品を作りました。木津川は、三重県および京都府を流れる一級河川です。京田辺市から臨む木津川を始点にフィールドワークをして木津川を見て感じ取ったありのままを、この景色生けに表現しました。木津川の景色は素朴で一見地味な印象を受けがちです。でもそれはその「川」に馳せる幼少の頃の思い出が蘇ってくるような、そんな懐かしい気持ちにさせてくれるのが木津川の景色なのです。また、帰り際に見た夕焼けがとても綺麗で、自分たちの心にとけ込むような原風景が展開していました。景色生けで使用しているライトはその夕焼けをイメージしており、木津川と周りの自然が溶け合い調和した風景を再現しました。見ていただいた方に、私たちの中で再構築したこの作品によって木津川の魅力を感じていただけたら嬉しいです。



六位…鴨川…147票
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憩う人々の幸せをさそう鴨川

鴨川は人々が集い、それぞれが憩いの時間を過ごすことができる魅力ある川である。鴨川と高野川が合流する賀茂大橋付近には、大学生や家族連れやカップルなど老若男女が訪れ、川を眺めて話をしたり飛び石を渡って遊んでいたりする風景が展開する。人々はゆったりとした時間を演出する鴨川の風景に身を任せ、ほっと和むひと時を過ごす。この鴨川に集まる人々の顔は明るく、通りすがりの人々の光景を眺めるだけでも私たちの心を和ませる。
 私たちはそんな鴨川の風景の中で、憩う人々の幸せそうな表情やあたたかい気持ちをいけばなで表すことにした。
 染めた布にいけたことで、配置には流れを意識しつつ、布の持つやさしい手触りや軽やかさによって人々の和んでいる心情を表した。また、鴨川には遊びとしての亀や鳥などのかわいらしい形の飛び石がたくさん置かれていることから、いけばなの中にもこの面白さをあえて取り入れて表現してみた。この景色いけを見る人にも実際に鴨川で過ごしたときのような心地よさを感じてもらえたらと思う。



七位:大沢池…140票
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—生け池解説—
 平安時代初期に嵯峨天皇は、嵯峨野に離宮嵯峨院(現在の大覚寺)を造営されました。その際、唐(現在の中国)の洞庭湖をモデルに、「庭湖」と呼ばれる日本最古の人工池(林泉)のある庭園を作られました。これが、千二百年前から唯一現存している文化遺産の「大覚寺大沢池」です。
 大沢池は、日本三大名月観賞地(猿沢池【奈良県】、石山寺【滋賀県】)の一つでもあります。

            「日本最古の大沢池の景」
—作品解説—
 今回、大沢池を生けるにあたり班員全員でフィールドワークに行きました。学校でみんなで机で話すだけでは、出てこない考えやアイデアが生まれ、生け方を何度も考えさせられました。しかし、最後は大沢池に行った時に、もっとも大沢池らしいと自分たちが思った印象と思いを、シンプルかつ大胆に生けることに決めました。
 大沢池に咲いている蓮を中心部に持って行き、大沢池のシンボルを表しました。花の状態でなく、花が散った後の状態にしました。それは、今の時期に合わせたためです。両脇に大沢池の周りにきれいに色づく紅葉を持って行き、横の空間を広げました。これも、時期に合わせてみました。そして、背に水引で月を表しました。あえて、光とかで直接的に表すのではなく、間接的に表現しました。ここが、私たち班のこだわりです。花器の置き方にも工夫し、机という狭い空間のなかで池の大きさを味わってもらいたいので、遠近感を出してみました。


●人気投票結果順位
一位:三川合流地点…366票
二位:宇治川…318票
三位:保津川…317票
四位:天若湖…260票
五位:木津川…150票
六位…鴨川…147票
七位:大沢池…140票
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# by kyotonokesiki | 2011-11-02 22:02 | キョウトノケシキ

キョウトノケシキ開催風景

10月29日(土)から31日(月)まで京都駅ビルインフォメーション前にて展示「キョウトノケシキ」を実施してきました。
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当日は多くの方々にお越し頂き、わたしたちも大感動でした!
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ご協力頂いたNPO団体様のチラシやパネルなども設置しました。
多くの人に、京都で水辺の保全活動をされているNPO団体様のことを知って貰いたいです。
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三日間、見に来て頂いた人にふたつずつシールをお渡しして「人気投票」を行いました。
結果は……次の記事にて!
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# by kyotonokesiki | 2011-11-02 21:27 | キョウトノケシキ

キョウトノケシキ準備風景

10月29日から31日まで開催予定の展示「キョウトノケシキ」の準備風景です。

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始めは白いパネルと机が用意されているだけの空間でした。
ここをこれからどう展示にしていきましょうか?

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この日授業を終えた学生たちがてんやわんやで生け込みを始めました。
この日の為に前々から準備していた作品を組み立て、お花をいけていきます。

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時間が限られていたので慌ただしかったですが、皆いきいきと楽しそうに作品を作っていました。
そんな楽しそうな空気が作品を通して皆様に伝わったら幸いです!

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生け込み後のミーティング。
今日はおつかれさまでした!
それでは明日からの展示をご期待ください!!
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# by kyotonokesiki | 2011-10-28 16:56 | キョウトノケシキ

キョウトノケシキ

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JR京都駅ビルにて京都嵯峨芸術大学の学生が美しい「キョウトノケシキ」を七作品いけばなで表す展示を行います。実際見に行った時に感じた、その景色に内在する地域の歴史や文化、暮らしや自然、またそれらと人、地域とのつながりや魅力を芸大生の目線から発掘・表現していきます。

作品の主題になる景色は
「鴨川」「宇治川」「保津川」「木津川」「三川合流地点」「天若湖」「大沢池」です。
各景色の魅力をどうぞお楽しみください。




●場所:京都駅ビル二階インフォメーション前

●開催日時:10月29日(土)~10月31日(月)10:00~18:00(最終日のみ17時まで)
※時間外は展示会場を封鎖しますので、ご注意ください。

●料金:無料

●主催:キョウトノケシキプロジェクト (学生・若者ネットワーク委員会・実行委員会)
文化庁、京都府、京都府教育委員会、第26回国民文化祭 京都府実行委員会、国民文化祭・京都2011

●共催:嵯峨華同好会(京都嵯峨芸術大学・短期大学部)

●お問い合わせ:主催:キョウトノケシキプロジェクト
           TEL:090-3894-5081(江見)

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# by kyotonokesiki | 2011-10-23 22:21 | キョウトノケシキ

「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」10月4日7:15〜出演のお知らせ

KBS京都のラジオ番組「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」の10月4日7:15〜の放送に生出演させて頂くことになりました。


●番組名:「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(月~金 6:30~9:59 生放送)

エルダーエイジをメイン対象とした、楽しく元気な情報番組。
「元気」と「健康」をキーワードに、親しみやすくわかりやすい語り口で放送。
●パーソナリティー:笑福亭晃瓶(しょうふくてい・こうへい)&中村薫(なかむら・かおる)
●コーナー名:「噺の朝ごはん」 [ 毎朝 午前7時15分~ 約12~3分間 ]

●出演日時:2011年 10/4(火) の 午前7時15分~のコーナー枠

お時間のある方、どうぞお聞きください。
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# by kyotonokesiki | 2011-09-27 19:54 | メディア


いけばなで景色を表し、美しい景色を守っていきます


by kyotonokesiki

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